忘れないように
27年前の英雄たちに捧げる
1989年6月4日、中共が天安門広場大虐殺を命じた。死者10454人。その後に続く大粛清で無数のエリートを流失し、国全体をあっと言わしめた。
私たちは64年からまた1年遠ざかった。同様に、64のあの激情もこの大陸からだんだん遠ざかっている。
2016年、また64がやってくる。中国はまだ27年前のあの光景さながらである。
これは子供にとり悪夢であった。1994年、カラマイで、288名の中小学生が焼身した。今も、「学生たちはまずは動くな、リーダーから行く」という叫びが脳裏から消えず、身の毛がよだつ。2008年、「三鹿ミルク」事件では5万余りの乳児が病院で治療を受けた。 2016年、期限切れ/失効ワクチン事件が暴発し、18の省市に影響が出て、被害を受けた子供の数の多さは想像を絶する。
この風景は中国人の悪夢であり、中国共産党は利益を得た集団の庇護のもと勢力を増し、中国の貧富差はさらに拡大し、2012年の北大報告ではすでに0.73に達したと報告された。これは先進国家のほぼ倍である。一方医療方面では、0.7%の人が、驚くことに72%もの医療資源を占有した。
この情景は、すでに発生した或いは現在発生中のものを含め、大部分の人が知っており、経験し、現在受難に遭っているものである。確実に言えるのは、私たちがこれに引き続き耐えなければならないなら、もっとたくさんの類似の情景が発生する。
壮大な足踏みの民主の潮流に対し、中共は依然として尻が重く、革新を拒んでいる。インターネット封鎖、弁護士逮捕、西方の価値観では大学に入れず、メディア=党等、常軌を逸した措置により、思想や言論の統制を極限まで発揮し、民族全体の思想レベルと成果を萎縮させたことは、予見できた必然の結末である。
民主拒絶、製造恐怖、これらは中共が64後27年来私たちに与えたすべての記憶である。
私たちは64を記念する。つまりより多くの人達にこの記憶を伝え、より多くの人に中国人が今負っている苦難を理解してもらい、多くの人が中共への幻想を取り払い、行動し、専制政治を早く終わらせ、新しい民主を作り出すために。
日本民主中国陣線(民主中国陣線日本支部とは関係ありません)
2016年4月