中国の人気歌手や香港の俳優らが2月中旬、インド東部ブッダガヤで開かれたチベット仏教の儀式で、中国が敵視するチベット独立派の指導者と同席していたと中国国内で伝えられ、当局は28日までに「スターは公人として行動を慎め」とする警告文をサイトで発表した。
AP通信などによると、儀式に参加していたのは、歌手(王菲)フェイ・ウォンさんと俳優トニー・レオンさんら。チベット仏教カギュ派の最高位活仏、カルマパ17世が参加していたという。
当局は、信仰の自由は尊重するとしながらも、チベット独立を掲げる集団の指導者と同席することは「度が過ぎる」と批判した。