国際人権問題担当首相補佐官中谷先生への要望書

發佈時間 : 2021-12-29 18:35:11

要望書

尊敬する国際人権問題担当首相補佐官、中谷元先生:

中国の人権状況にご高配くださりますことをまずは感謝致します。

しかしながら、中国の長期にわたる劣悪な人権状況の根本的原因は、中国共産党の一党独裁体制にあります。こうした状態を生み出している外部要因は第2次世界大戦後のアメリカの歴代の行政担当者、主にアメリカ民主党の行政担当者による中国共産党に対してのサポートと放任にあります。

中国の人権問題は、根本から言えば中国の政権の問題、すなわち中国の政治制度の問題です。この根本の問題の解決に着手しなければ、中国の人権問題は改善、解決の見通しが永遠にありません。

民主中国陣線は次のように確信しております。すなわち、中国の目下の専制政権が頭角をあらわすことは、アジア太平洋地域、さらには全世界に対して巨大な脅威にしかならないことを。日本は世界の経済大国として世界のトップに並ぶ実力を持っており、北京の政府に対してひるむ必要はありません。

日本はいくつもの切り札を出すことができます。外交の上では台湾海峡両岸の政治対立を切り口に、両岸の膠着状態の変化の推進を政治目標とし、台北の政府の外交を承認するという世界的潮流を作りだすことです。このことは必ずや北京の政権の心理的防御ラインを動揺させ、同時に北京の政権に対して政治、外交の上で甚大な打撃をもたらし、東アジアの変化を促します。また経済の上では中国企業に対する投資を徹底的に停止なおかつ撤退することで、中国共産党を経済的に苦境に陥らせることができます。まもなく開催される北京冬季オリンピックに対してはファイブアイズの五カ国同盟と共同の立場をとり、いかなる政府関係者も派遣せず、さらには選手のボイコットによって、北京の政治指導者を四面楚歌にすることができます。これらはいずれも人権の面で中国共産党に譲歩させる具体的な措置であり有効な方法です。

これらに必要なのは日本の政治家の方々の勇気と知恵であり、同時に日本の民間においてこうした意識が十分に生み出されることであり、日本がアジアのリーダーとしての勇姿をあらためて具現し、ひいては「脱亜論」の誇りをよみがえらせ、日本が世界の政治舞台の中心に再び立ち、同時に日本が世界に対し大国としての責任を抱く心を具現することです。

謹んで心からのご挨拶を申し上げます。

民主中国陣線

主席:泰晋(オーストラリア)

副主席:王戴(日本)、盛雪(カナダ)、金秀紅(アメリカ)

2021年12月22日