1989年6月4日早朝、戦車や装甲車が北京の天安門広場に進入した。大衆の面前での、残酷な鎮圧行動が、世界を震撼させた。本来は平和的な民主運動であったのが、最後には中共政権により銃やタンクでの残忍な鎮圧に用いられることとなった。当時の各方の統計によると、6月3日~4日の一夜の間に約三千人が命を失い、数万人が負傷し、それ以上の人数が逮捕されたり、亡命したり、粛清されたりした。しかしこの事件は中共で大きく歪曲され、けがされ、そしられ、国内外民衆と中華人民共和国政府との対立事件も扇動した。
27年前を振り返ると、当時の学生運動は鎮圧され、否定され、それはただの悲惨な案件の発生ではなく、中華民族にとっての災難、中国歴史の悲劇であった。この件は中国人民の自由への道を阻んだため、何万人もの中共腐敗官僚を生み、社会全体の腐敗をもたらした。このような悪い現象と社会風紀はあらゆる世代の中国人に影響した。
当年の反「官倒」と「民主」、政治改革加速を希望する学生運動から27年が過ぎ去った。世界の影響の下、中共政権は過去に発生したことについて微塵も悔い改める意思を示していない。近年、特に習近平政権の下、思想はより強烈になっている。
2012年、中国国家主席習近平が政権を担うようになり、反対派の人に対し大規模な鎮圧行動に出た。数百名の弁護士、権益保持者及び学者が逮捕され、数十人が刑罰を科せられた。本部がフランスにある国境なき記者団組織の2015年度ニュース自由ランキング上で、中国は計180国家中の176位であった。
今年は【六四天安門事件】27周年として、我々は27年前にかつて我が国の民主と自由のために鮮血をささげた英雄を記念し、また苦難の中に身を置く中国人民が早く中共の独裁政治から逃れ、同時に「六四精神」を後代に伝えるためにいくらかの力をささげたいと思う。
中国民主党日本支部
2016年4月5日