出入国在留管理庁長官様
申入書
入管では長期収容により1年以上は当たり前で、3年以上収容されている人もいる。オリンピックにより締め付けを強くし、何年も拘束して自ら帰らせようという行為は不当である。
何度も仮放免がダメになり、自傷行為をする人もいるしPTSDにかかる人も多くいる。
何度も仮放免申請がダメになっても「総合的判断」とだけで一切、理由と教えようとしない。
大村入管ではナイジェリア人の死者をだし何か月もたったが、未だに法務省は理由を明らかにはしない。
牛久入管では最大時には100人を超えるハンガーストライキの参加者を出したが、これは明らかに無意味な長期収容がさせていることである。
話し合いどころか、徹底的に屈服させようと一旦、仮放免を出しては2週間後には再収容というみせしめとも言えるやり方が大きな批判を浴びている。
東京入管では女性の被収容者が一切、解放されることがない。これは女性差別といってもいいのではないか。ハンストをしている女性3名を最初はひとつの部屋に押し込めていたが、3人をそれぞれ個室に別れさせ、トイレにドアがない状態で監視カメラで、トイレの使用、着替えを24時間のぞける状態になっているのは最も異常な行為である。
これを当たり前のようにやっている入管の人権感覚はもう崩壊しているといってもおかしくはない。本来なら犯罪行為と言っても言い過ぎではないが、権威を利用しやりすぎとしか言いようがない。
嫌がらせの再収容、女性への異常なセクハラ行為、意味のない長期収容は直ちに停止させるべきである。これは国際問題にも発展しかねない深刻な人権侵害である。
2019年9月6日